公開日 2013.10.02
このたび、企画展示「島根と和歌文学」および、本行事の一環として講演会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
皆様のご来場・参加をお待ちしております。
企画展示「島根と和歌文学」および講演会
島根は出雲から石見、隠岐にわたるすべての地域において、古来より和歌文学と深い縁を保ってきました。
紀貫之は『古今和歌集』の仮名序の中で、素戔嗚尊による「八雲立つ出雲八重垣」の詠が和歌の最初である、即ち出雲は和歌発祥の地であるということを述べています。 また石見も、『万葉集』の歌人柿本人麻呂ゆかりの地です。隠岐は承久の乱(1221年)で隠岐に流された後鳥羽上皇の和歌活動の重要な舞台でした。
江戸時代に至ると、出雲大社を中心として和歌の研究と実作のネットワークが形成され、精力的な活動が展開されました。
県では、島根にゆかりの貴重な文学資料の散逸を防ぐとともに、その保存・活用を図りながら後世に継承していく方策を検討するために、学識経験者・県内文学団体代表者等を構成員とする「島根の文学あり方研究会」を平成23年5月に設置しました。
この研究会において、「島根ゆかりの文学者」について、その略歴や文学資料等の調査を進めることとしており、このたび、第一段の調査対象の文学者を選定したところです。これを受けて、現在、この研究会の中の「調査部会」において、専門家・研究者の協力を得ながら「島根ゆかりの文学者」の調査を行っています。今回はその中から、古典和歌について紹介します。地元に残る資料を通じて、島根で活動した歌人たちの足跡と、和歌に込めた思いをたどってみたいと思います。
- チラシのダウンロード:simanewaka_crs[PDF:48.4KB]
 
企画展示「島根と和歌文学」
| 期 日 | 2013年9月6日~10月2日 | 
| 場 所 | 
			 島根県立図書館(1階ロビー) 〒690-0873 島根県松江市内中原町52番地  | 
		
| 主 催 | 島根の文学あり方研究会・島根県立図書館 | 
| 後 援 | 島根大学附属図書館・島根大学法文学部山陰研究センター | 
| 本行事の一環としての講演会 | |
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			 日  時 
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			2013年9月14日 14時~15時 | 
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			 場  所 
			 | 
			
			 島根県立図書館(集会室)  | 
		
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			 講  師 
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			芦田 耕一 氏(島根大学名誉教授) | 
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			 演  題 
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			和歌発祥の地「出雲」 | 
		
問い合わせ先
島根大学法文学部 田中 則雄
〒690-8504
松江市西川津町1060
電話 0852-32-6202
E-mail : tanakano●soc.shimane-u.ac.jp (●を@に変えてお送り下さい)




