センター長 ご挨拶

センター長 浅田 健太朗(法文学部長)

 山陰研究センターは、山陰地方の特性を踏まえた人文社会科学分野の研究を推進することにより、地域の経済、社会および文化の発展に寄与することを目的として設けられた法文学部の附置研究所です。
 2004年の創設以来、学部内外の研究者による共同研究(山陰研究プロジェクト)を推進してきました。毎年、紀要『山陰研究』により最新の成果を公表しているほか、2012年からは、研究内容を一般の方々にもわかりやすく解説した「山陰研究ブックレット」を刊行しています。 また講演会、シンポジウム、企画展示、山陰研究交流会などを開催し、研究者のみならず、学生や一般市民の方々にも参加いただいています。
 また、既往の山陰研究に加え、学部の目玉となるような戦略的な研究を企画・推進していくための体制強化を進めています。その第一弾として、考古学を中心とする青銅器・金工技術史の研究プロジェクトを、本学の「先鋭研究領域」と位置づけ、スタートさせました。このプロジェクトは、東北大学金属材料研究所が主宰する「新知創造学際ハブ」事業とも連携し、全国的な広がりの中で推進していきます。
 このような取り組みを通じて、法文学部は、人文社会科学の研究活動を通じた地域、社会への貢献をさらに促進したいと考えています。