シンポジウム「『新たな価値』の萌芽は地域(ここ)にある―地方からのオルタナティブ―」のご案内

公開日 2023.12.21

 島根大学法文学部山陰研究センターはこのたび、シンポジウム「『新たな価値』の萌芽は地域(ここ)にある―地方からのオルタナティブ―」を開催します。
 貧困、格差拡大や気候変動問題など多くの課題を抱える現代社会において、競争・拡大・成長といった既存の価値が揺らいでいることは、だれの目にも明らかでしょう。一方で、既存の価値に代わりうる「新たな価値」とは何か、それに基づいた社会のあり方はどのように構築できるのか、その答えはそう簡単にたどり着けるものではありません。
 このシンポジウムでは、「新たな価値」の手がかりを求めて、地域にあるその萌芽的な試みをもとに議論します。既存の社会システムから取り残された「周辺」地域だからこそ、新しい可能性に開かれているのではないでしょうか。地域から芽吹きつつある未来社会の選択肢(オルタナティブ)について、一緒に考えてみませんか。
★このシンポジウムは今年度刊行した山陰研究ブックレット12『都会に出ること、地元で暮らすこと』の刊行記念と合わせて開催します。

 

チラシのダウンロード[PDF:594KB]

 

シンポジウム詳細

日  時 2024(令和6)年1月28日(日) 13時30分~15時30分
会  場

島根大学法文学部棟2階 多目的室1(207)
(〒690-8504 島根県松江市西川津町1060 島根大学松江キャンパス内)

★申込み不要・参加費無料★

プログラム

【第一部】新たな価値の萌芽は地域(ここ)に
イントロダクション
片岡 佳美(島根大学法文学部 教授)

<報告①>なぜ若者が「大人の島留学」に惹かれるのか―“環流”を起こすことで見える島の風景―
濱中 香理 氏(海士町郷づくり特命担当課長)

<報告②>自然が好きなぼくの有機農業との運命の出会い
木津 たお (島根大学生物資源科学部 3回生)

<報告③>山間地域の高校生の語りにみる「新たな価値」―その可能性と不可能性―
片岡 佳美(島根大学法文学部 教授)

<休憩 10分>

【第二部】全体討論

―「新たな価値はオルタナティブたりうるか」―

 

 

問い合わせ先

島根大学法文学部山陰研究センター
〒690-8504
松江市西川津町1060 
電話 0852-32-9833
E-mail : admin-src●soc.shimane-u.ac.jp (●を@に変えてお送り下さい)