ICTを活用した高齢者向けサービスの効果に関する研究〔奥出雲町との共同研究〕

〔奥出雲町との共同研究〕1112 

期 間:2011年度
代 表: 野田 哲夫(法文学部教授/情報経済論))

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研究会・報告会 

 

概要

 奥出雲町は、地域間格差の是正と均衡ある発展のため、町内全戸にFTTH網を引き込んだ。そして急速に増えつつある高齢者世帯に対し声がけ・見守り体制と訪問看護体制を確立することを目指し、FTTH網を活用してテレビ電話を設置・高齢者がテレビ電話を介して行政や健康・福祉に関する日常的な相談を行う窓口となるコールセンターの体制も整備した。
 今後も奥出雲町においてテレビ電話が高齢者のコミュニケーション手段として定着するかどうかは、今後の日本の高齢化社会での指針ともなりうる。そこで、高齢者宅に設置されたテレビ電話およびコールセンターの活用状況と、その可能性と課題を探ることが求められる。
 テレビ電話導入から2年が経過した後、テレビ電話の活用状況、利用内容、満足度の変化を追うことによって、中山間地域における高齢者のコミュニケーション手段としてのテレビ電話活用の可能性と課題を探る。

研究参加者

※プロジェクト代表者は★を付す。

  • 野田 哲夫(法文学部教授/情報経済論)★
  • 賈 馳(法文学部特別研究員/情報経済論)
  • 蔡 麗明(人文社会科学研究科修士課程2年/情報経済論)
  • 焦 陽(人文社会科学研究科修士課程2年/情報経済論)

<研究協力者>

  • 石原 和夫(奥出雲町役場総務課情報推進係/データ収集・調査)

(5名)