山陰地域の近代化過程における社会・経済構造に関する研究

公開日 2020年07月01日

山陰研究プロジェクト1802

期 間:2018〜2020年度
代 表:板垣貴志(法文学部 准教授)

目的

 国登録有形文化財の矢田貝家住宅(鳥取県西伯郡伯耆町)には、近世後期から現代に至る山陰地域の地方文書が残されている。文書群は東京大学経済学部資料室によって2011年〜13年度に概要調査が実施されていた。
   2015年〜2017年度のプロジェクト研究の結果、地元伯耆町教育委員会と連携しつつ住民参加型調査スタイルを構築し、本文書群全体の保存処置と概要把握を進めた。今回のプロジェクトでは各分野にわたる研究分担者を増やして学術研究を進めている。また、引き続き矢田貝顯造日記の解読を地元住民とともに進めつつ、学術研究とともに文書目録の刊行を目指す。

お知らせ / 活動報告 

 

進捗状況

◆【2019年度の主な研究成果】

・実践的な教育フィールドの形成と企画展示の恒常化
・史料解読と分析の進展
・論文集への寄稿(板垣)

◆【2020年度の計画・目標】

・文書内容調査と目録作成
・研究交流会の開催
・矢田貝家文書にもとづいた経済史・経営史研究
・外部資金導入の計画

研究参加者

※プロジェクト代表者は★を付す。

  • 板垣 貴志(法文学部准教授 / 日本近現代史)★
  • 小島 庸平(東京大学経済学部 / 日本経済史)
  • 矢野 正隆(東京大学経済学部 / 東洋史・アーカイブズ学)
  • 冨善 一敏(東京大学経済学部 / 日本近世史・アーカイブズ学)
  • 二階堂 行宣(法政大学経営学部 / 日本経営史・経済史)
  • 齋藤 邦明(和光大学経済経営学部 / 日本経済史)
  • 藤木 竜也(千葉工業大学創造工学部 / 日本建築史)