山陰における持続可能な社会の構築に向けた研究

山陰研究プロジェクトxxxx 

期 間:2008-2010年度
配分経費: 500千円
代 表:橋本 貴彦(法文学部准教授:医療・福祉政策)

目的

 島根県は過疎化や限界集落問題に代表されるように持続可能性の危機に瀕している地域が多いが,島根県の「島根総合発展計画」 (2008年3月) をみても,これまでの政策への総括が不十分であり,持続可能な将来展望を十分に示せていない。
山陰,特に島根県の財政,医療・福祉,労働,環境の現状と課題を複合的・横断的に分析し,地域政策のあり方と具体策への提言を行うことが本研究の主要な課題であり,本プロジェクトメンバーがこれらの課題に取り組むこととなった。

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研究発表・報告

  • 2010年度
  • 2009年度
  • 2008年度

進捗状況

2009年度

◆昨年度の進捗状況

  • 山陰地域の特色である中山間地域に関する研究を幅広くサーベイし,先行研究の到達点と課題を明らかにした。
  • 島根県の再生のためには,中山間地域における定住政策の成否が大きな課題であることを確認した。そのために,環境面にも配慮した医療・福祉,労働分野横断的な政策体系を構築してきた。

◆2009年度計画

  • 集落や地域,行政や関係機関と連携して定住政策を成功させている個々の具体事例(島根県海士町,旧弥栄村,旧桜江町など)を調査し,前年度構築の政策体系の検証と改良を行なう。
  • 上記の研究方法に基づいた研究成果を国内の学会や研究会などで研究発表を行い,レビューを受ける。
  • 研究資金を得るために,外部資金の獲得に努める。

◆2008年度

◆昨年度の進捗状況

本年度から開始のプロジェクトである。

◆2008年度計画

  • 2008年度は,山陰地域の特色である中山間地域に関する研究を幅広くサーベイし,先行研究の到達点と課題を明らかにする。
  • 各研究分担者は,島根県の財政分析,医療・福祉,労働,環境の現状と課題について実態を調査して,課題を明らかにする。
  • 研究成果 (中間報告を含む) については,定期的に研究会を開催してブラッシュアップをはかる (研究会には2回程度外部講師を招聘)。

研究参加者

※プロジェクト代表者は★を付す。

  • 橋本 貴彦(法文学部専任講師:医療・福祉政策)★
  • 上園 昌武(法文学部准教授:労働・環境政策)
  • 関 耕平(法文学部准教授:地方財政分析)
  • 保母 武彦(法文学部名誉教授:地域経済分析)

(4名)