山陰地域文学関係資料の研究

山陰研究プロジェクト1608 

期 間:2016-2018x年度
代 表:野本 瑠美(法文学部准教授/国文学) 

目的

 山陰地域では、古代から現代に至るまで、多くの文学作品が生まれ、関連資料が伝存している。山陰研究プロジェクトとしては2004年度から山陰地方の図書館・個人宅に蔵する古典籍の書誌調査を開始し、和歌・漢詩・俳諧・実録といった文学資料の調査に加え、出雲地域の近世の日記資料や松江の写真資料など関連する歴史資料等にも調査範囲を拡大しつつ研究を継続してきた。また、このような研究成果を書籍・連続講座・講演会・シンポジウムといった形で広く地域へ向けて発信・公開してきている。

 本プロジェクトはこれらの成果を継承・発展するものである。調査が進む手錢記念館所蔵資料に加え、和鋼博物館所蔵の日本刀関係書籍・史料の整理も開始する。地域の図書館・美術館・博物館と連携しながら、資料の調査・整理・活用に取り組んでいきたい。

 山陰地域に残る文学関連資料を広く研究対象とする本プロジェクトは、山陰文学研究の発展に資するのみならず、地域の重要な文化遺産の継承にも貢献し得ると考えられ
る。

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研究発表・報告

  • 20xx年度

進捗状況

【2018年度の計画・目標】

・手錢記念館所蔵資料の合同調査および共同研究会の実施。
・手錢記念館所蔵資料を用いた学習会の開催(8~11月)
・山陰地域に関わる資料の展示の開催
・和鋼博物館所蔵の和本の目録作成(カード記入)。
・メンバーの専門分野や研究テーマに即した調査を進める。
・山陰地域に関わる文学及びその周辺の領域に関する研究成果を『山陰研究』等に発表する。

 

【2017年度の計画・目標】

・今年度の研究計画と目標
・手錢記念館所蔵資料の合同調査および共同研究会の実施。
・山陰研究センターのシンポジウムでの報告(7月)
・和鋼博物館所蔵の和本の目録作成(カード記入)。
・手錢記念館所蔵資料を用いた学習会の開催(8~11月)
・山陰地域に関わる資料の展示、ギャラリートークの開催(6月)
・メンバーの専門分野や研究テーマに即した調査を進める。
・山陰地域に関わる文学及びその周辺の領域に関する研究成果を『山陰研究』等に発表する。

 

【2016年度の計画・目標】

・手錢記念館所蔵資料の共同調査。
・島根大学附属図書館、県立図書館所蔵資料の共同調査。
・和鋼博物館所蔵の和本の目録作成(カード記入)。
・手錢記念館所蔵資料を用いた学習会開催への協力(5~9月)。
・公開講座「出雲地域の学問・文芸の興隆と文化活動」での講演(6・12・3月)
・メンバーの専門分野や研究テーマに即した調査を進める。
・山陰地域に関わる文学及びその周辺の領域に関する研究成果を『山陰研究』等に発表する。

 

研究参加者

※プロジェクト代表者は★を付す。

  • 野本 瑠美(法文学部准教授/国文学)★
  • 田中 則雄(法文学部教授/国文学)
  • 小林 准士(法文学部教授/日本近世史学)
  • 昌子 喜信(附属図書館/資料管理)
  • 伊藤 善隆(立正大学准教授/国文学)
  • 蒲生 倫子(出雲市市民文化部出雲中央図書館主任司書/資料管理・国文学)
  • 久保田 啓一(広島大学教授/国文学)
  • 佐々木 杏里(手錢記念館学芸員/資料管理)
  • 原 豊二(ノートルダム清心女子大学准教授/国文学)
  • 山﨑 真克(比治山大学教授/国文学)
  • 渡邊 健(米子工業高等専門学校准教授/国文学)

(11名)