コンテンツツーリズムとしてのアニメ聖地巡礼による観光振興・地域振興の課題と可能性

山陰研究プロジェクト2201 

期 間:2022-2024年度
代 表:野田 哲夫(法文学部 教授) 

目的

 本研究プロジェクトでは、コンテンツツーリズムを活用した観光振興・地域振興の概念と課題を情報経済学、経済政策、地域経済学、観光学の理論的な側面から明確にした上で、その中でアニメ作品に誘発された観光行動=アニメ聖地巡礼が観光振興にとどまらず継続的な地域振興につながる課題と可能性ついて考察する。そして、アニメ作品のもつ映像メディアとしての特性と、聖地巡礼という観光行動をインターネット(ブログやSNSに代表される双方向性を持つソーシャルメディアやスマートフォンなどの携帯端末の普及)の特性による両視座から、山陰地域を含むアニメ聖地巡礼の実態調査(アンケート調査およびヒアリング調査)と統計分析を通じて、計量的に明らかにすることを目的とする。 

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研究発表・報告

  • 2022年度

進捗状況

◆2022年度の研究計画と目標

・コンテンツツーリズムに関する先行研究(観光学、地域経済学、社会情報学等)の考察を通してアニメ聖地巡礼と地域振興の課題を設定する。この課題設定に従い、「全国アニメ聖地88か所」を始め全国のアニメ聖地巡礼対象自治体(地域)に対してWebアンケート調査を行い、巡礼者の行動や巡礼地域に与える影響・効果を集計・分析する。

・併行して、アニメ聖地巡礼の先行事例や山陰での事例へのヒアリング調査によって効果や課題を明確化する。

◆2022年度進捗状況

 

研究参加者

野田 哲夫(法文学部教授 / 情報経済論、※プロジェクト代表者)
飯野 公央(法文学部教授 / 経済政策論)
中村 仁(跡見女子学園大学観光コミュニティ学部准教授 / クリエイティブ産業論・観光コミュニティ論)
倪 卉(山陰研究センター客員研究員 / 農業経済学・地域経済学)
王 东宾(北京大学研究員・中国山東省寿光市副市長 /公共管理・地域政策)
章 立(IBM中国深圳・山陰研究センター客員研究員 / 情報経済論)
宋 思佳(人文社会科学研究科修了生 / 情報経済論)
菅原 英人(北海道天塩町総務課企画広報係・山陰研究センター客員研究員 / 地方行政)