# 歴史・文化資源を活かした「地域まるごとミュージアム」化実践プロジェクト～島根大学旧奥谷宿舎を取り巻く「ひと・まち・なりわい」をキーワードにして～ 〔島根大学萌芽研究プロジェクト〕
2009年度研究成果
◆2009年度の研究成果
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2008年度研究成果
◆2008年度の研究計画と目標
- 【〈ひと〉と〈まち〉】の関係の研究
①旧奥谷宿舎の建築・居住者、旧制松江高校の教官・学生に関する調査。
②「地域の中の旧制松江高等学校―松江高等学校をめぐる人と町」のテーマで新聞等の史料収集・研究。
③初代松江市長・福岡世徳の「公務手帳」全１０冊の翻刻と研究。松江市制１２０周年の２００９年にあわせて成果を出版。 - 【〈まち〉と〈なりわい〉】の関係の研究
④昨年度萌芽研究プロジェクトで収集した今岡ガクブチ店所蔵「古絵葉書」及び古写真と古地図・『商工名鑑』等を活用した旧奥谷宿舎周辺地域等の松江市旧市街における新たな歴史・文化・観光資源の発掘・調査・景観復元研究。
⑤「天保年間松江城下絵図（松江城天守閣事務所蔵）」等を用いた松江城下町の研究と資源化。
⑥松江市の近代化に果たした国際交流の役割についての研究と資源化。 - 【〈ひと〉と〈なりわい〉】の関係の研究
⑦旧制松江高校および足立文庫所蔵本のうち、特に教科書類を調査し、近代高等教育における学問の世界を解明する。
⑧島根大学所蔵『雲陽秘事記』『大森文庫』、松江市奥谷町春日神社所蔵古文書等、近世・近代の松江・出雲に関係する古典・和歌・散文・漢詩文・史料等の収集と電子化・研究。それらにみられる文化人・歴史的人物の事績についての研究。
⑨文化財群、歴史的町並み保全を活かしたミュージアム活動・都市政策・観光政策の事例研究。
⑩伝統産業・無形文化財（日本酒、醤油、そば等）を活かした商業活動活性化策の研究と松江市への政策提言。
⑪旧奥谷宿舎周辺地域における空き家の実態調査と利活用（定住促進と商業的利用の可能性）を研究。歴史的市街地における防災安全対策の検討。・・・松江市への政策提言。松江市とも協力・連携。
⑫旧奥谷宿舎・公民館で展示・市民講座を開き、以上の各研究成果（①～⑪）を地域市民に普及啓発。HPによる情報発信。
◆2008年度の研究成果